今際の国のアリス最終回までのあらすじ
「最終「げぇむ」」
アリスは「♡Q(はぁとのくいいん)の加納 未来(かのう みら)」に「今際の国」とは一体何なのか質問をしますがミラはマナーの問題だから答えられないと質問を跳ね除けます。
ミラから「げぇむ」の説明がされアリス達は行う「げぇむ」は「くろっけぇ」と呼ばれるものであり「げぇむくりあ」の条件はこのクロッケーの試合を3セット「とちゅうきけん」せずに終えること。
さらにクロッケーの規定を守ってプレーすること以外に「るうる」は一切なしという人の心を壊す「♡(はーと)」の心理戦らしからぬものだったのです。
2セット目へ向かう休憩中にアリスはもう一度ミラに「今際の国」とは何なのか質問をします。
その「答え」を求め続けるアリスにウサギはこれ以上ミラのペースに乗るのは危険だと説得しますがアリスは死んでいった仲間の為にも「答え」を知ることは「げぇむ」を「くりあ」することと同じくらい大事なのであると頑なに譲りません。
そんなアリスにミラは「答え」を話しますがそれは全部ミラの作り話。
怒るアリスにミラは「答え」なんてものは自分の返答でどうにでもなるものでありアリスが求めているものは「答え」ではなく「生きる」という時間を必死になって時間潰ししているだけだと言うのでした。
2セット目が始まりアリスは必死に先ほどのミラの言葉の意味を考えます。
頭ではこれ以上「答え」を求めてはいけないと分かっているのに理由も分からないまま「げぇむ」で殺されていった仲間の事を思うとどうしても未練が残ります。
2セット目は全く集中できないまま終了し3セット目へ向かうにアリスは「♡7」での「げぇむ」を用意したのはミラだと知り友達を殺された恨みからミラへ銃を向けます。
銃を向けながらアリスはミラが「げぇむ」に関して説明していたときの事を思い返します。
そしてこの「げぇむ」の本当の狙いが分かったのでした。
「ミラの狙い。そして「げぇむくりあ」へ」
ミラの本当の狙い。それは「げぇむ」の最中にアリスに自分を殺させることでした。
「るうる」では暴力行為は禁止されていないのでアリスがミラを殺してしまっては試合が終わらない。そうなれば「ぷれいやぁ」全員がただ「びざ」切れを待つだけの身になる。
それがミラが与えたかった最大の絶望だったのです。
観念したミラは「本当の現実を受け入れる覚悟ができた時がきた。」と言いこの世界は現実ではなく幻で自分は精神科医なのだと話し始めます。
納得出来ず混乱するアリスですが突然視界が歪み意識を失います。
実はミラはお茶に幻覚剤を入れていました。
慎重なウサギはお茶を飲みませんでしたがアリスは「答え」への執着からお茶を飲んでしまったのです。
幻覚剤の効果は「生存本能」を抑えるものでありアリスは様々な幻覚を見せられ生きることを諦めようとしますが愛するウサギの身体を張った行動によりアリスの「ウサギを守りたい」という「保護本能」がアリスを突き動かし幻覚から目覚めます。
目覚めたアリスはミラと試合を再開しますがアリスは結局ミラもこの国の「答え」を知らず理由も分からないまま「げぇむ」を続けているのだと聞きます。
アリスはミラの本当の狙いは「アリスを救うこと」だったのではないのかと聞きますがミラはほほ笑み「人生はゲーム。楽しみなさい」と笑顔でいうのでした。
そうしてゲームは終了しアリス達は「げぇむくりあ」したのでした。
「げぇむくりあ」したアリス達は今際の国への「永住権」と手にするか否かを聞かれます。
各々が回答していきアリスとウサギは2人とも「手にしない」と答えます。
そうして二人の意識は飛んでいき現実世界へと戻っていくのでした。
最終回ネタバレ
目覚めた現実でアリスは大けがを負っていました。
原因は大気中で爆発した隕石が落ちアリスはその衝撃に巻き込まれていたのです。
病院は今際の国に居た人々がいますが皆一切覚えておらずアリスが見ていたテレビには今際の国で死んでいった仲間達が隕石での死者として流れています。
今際の国に居た人達は全員が一度心肺停止しており生き残った人達はそこから蘇生した人達だったのです。
隕石が落ちてから2年。街角でインタビューが行われていました。
質問は「あなたはなぜ生きていると思いますか。」
色々な人が質問に回答していき質問の最後にアリスが回答しようとして物語は終わります。
感想
とにかく「生きる」という意味を考えさせられる漫画でした。
インタビューで最後アリスが何て答えたのかとても気になりますね。