詳しく巻ごとに詳細をまとめているので、ネタバレされたら困る!という方はブラウザを閉じてくださいね。
目次
第20話びいち⑤
最後のカード
最大のピンチが二人に訪れる最中、苣屋はアグニの部屋に侵入し、保管されているトランプを押収、びいちを抜け出そうとするが、水鶏に制止される。作戦の非動さを責めたてる水鶏に対し、苣屋はこう答えた。
「生き残るためにやっちゃいけない事なんてあるのかい?」
そしてビーチを後にしようとした苣屋だった?が、事件は起こる。
ビーチそのものがげぇむ会場となってしまったのだ。しかもその難易度は「はあとのじゅう」。ビーチが唯一所持していないカードであった。
目の前の宇佐木よりも面白い物を手に入れたニラギは何もすることなく宇佐木の部屋を出た。
一階のロビーでは一人の女子高生―モモカの刺殺体があり、その場は騒然となっていた。そして、これこそがげぇむ『まじょがり』であった。
まじょがりのるぅる
そのるぅるは簡単で、「モモカ」を殺した犯人を火炙りにする事。
そして真っ先に疑われたのは「モモカ」と行動をともにしていた「九条 旭」だった。
会場に渦巻く疑念を面白がったニラギが更に扇動し、熱を膨張させていた。
げぇむを楽しみ、命を軽視するようなニラギのたいどに宇佐木は激怒し、皆を説得しようと試みた。
しかしそれを逆手に取られてしまい、扇動された大衆はこの二人を火炙りにするようヒートアップしてしまうのだった。
第21話はあとのじゅう①
ヒートアップした大衆から様々な罵声が飛び交う中、ある男がボーシヤとクズリューが殺された、と口を滑らせてしまう。
突然の独白に大衆はかえって平静さを取り戻し、疑念がひしひしと蔓延してしまった。
その事態にしびれを切らしたラスボス(新No.6)は口を滑らせた男を殺害。
「まじょ」が出るまで殺して焼けばいいと静かに語る。アグニもラスボスに賛同。
銃火器を持ち出したアグニ一派に血相を変えて逃げ出す人々。宇佐木も九条旭と腰を抜かしてしまった男を連れて逃げ出した。
一筋の解決策
なんとか504号室に身を潜められた3人。男は自らを竜田康大と名乗った。
宇佐木は、アグニ一派が手当たり次第に殺している状況でげぇむをくりあするには有栖の存在が不可欠だと考え、彼を救出しようと決意する。
第22話はあとのじゅう②
闇の中で
監禁されてしまった有栖は死の恐怖と戦っていた。
五感の全てが失われている状態で、びざ切れを待つ他無い中思い出すのは苅部、張太、小織の3人であった。
他愛のない会話をする3人を目の前にして、有栖は再度、自分だけ生き残って申し訳ないという生の罪悪感に駆られてしまう。
手がかり
一方アン(No.4)はアグニ一派の目をかいくぐり、モモカの死体の凶器から指紋を採取し、犯人を特定しようとしていた。
アンと行動を共にしている水鶏は、モモカとまじょが、今際の国に関係している人物なのではないかと考える。
救出劇
宇佐木達は、捕らえたアグニ一派の部下から有栖の情報を聞き出していた。制限時間も半分を切る中で、ラスボスやニラギも焦りを見せていた。
一方で罪悪感に苛まれた有栖は、幻想の中で苅部ら3人に付いていこうとするも、止められてしまう。
今でもダチだよな?
そう問いかける有栖に対し苅部は、当たり前だ、離れていても俺達はお前の中で生きていると答えた。
これを受けて有栖は生きる活力を取り戻し、死物狂いで俺はここだと叫んだ。
その想いが通じたのか、部下から有栖が監禁されている階を割り出した宇佐木が助けに来た。喜びに浸ったのもつかの間、有栖は状況を聞き出して、自分もこのげぇむに参加する意志を固めるのだった。
特別編はあとのよん①
場面は一変し、舞台は現代の中学校。堂道隼人はクラスメートの椎名に淡い恋心を抱いていた。
精神疾患の母を抱えるドードーにとって唯一のオアシスであった。
しかし、その奥手な性格から進展する事は無く、それを見かねた親友の二宮は二人の仲を取り持ってくれる事に。
有頂天になるドードーだったが、月日を経るといつしか二宮と椎名が付き合うようになっていた。
悲観的になるドードーは、このまま違う世界な行きたいと考えるようになる。そんな矢先に打ち上げられる花火―。
彼もまた、今際の国に迷い込んだ一人。
初めてのげぇむ
知らぬ間にげぇむ会場に迷い込んでしまったドードー。訳もわからないままビルの窓拭き清掃用のリフトに載せられてしまう羽目に。げぇむの難易度ははぁとのよん、その名は『あんけえと』。
20階建てのビルの半分からスタートし、問題に正解すればリフトは上昇、不正解なら下降し、最上階にたどり着いたらげぇむくりあというものだった。
問題は2択で答えられるもので、アンケートの結果を元に少数派か多数派かを選ぶというものだった。
げぇむを進めていく内に
・正解すると一階上昇
・不正解だと一階下降+電流
・少数派を選んで不正解だとげぇむおぉばぁ
というシステムが判明した。電流、ぷれいやぁの死を経験したドードーは一気に恐怖を覚え、自分が来たかった世界はこんな場所じゃない、と絶望する―。
感想
かなりテンポよく物語が進み、同時にページをめくる手も止まらない様な怒涛の展開になっています!
次巻では有栖がやっと参加し、げぇむは混戦を極めます!