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1巻あらすじ
とある高校の生物教師のほむら先生は若いので生徒から『ほむら君』と呼ばれています。
いつもダルそうで、デリカシ-がなく、体力もない、服もダサい、少し残念な所の多い先生です。
そんなほむら先生のことが大好きな成績優秀な女子高生の蓮見さん。
2人のゆる~い脱力系ラブコメディーです。
1巻ではほむら先生の高校時代の先生への片思いが明らかになり、それをきっかけにほむら先生は自分の想いを蓮見さんに伝えます。
『勝手に俺を好きなだけだというけどそれは無意味ではないか、時間の無駄だ』
『大事な時間を無駄にするのは間違っている』
その発言を受け蓮見さんは
「昔ほむら君が先生を好きだった気持ちは無駄だったの?他の人が簡単に『無駄だ』って言っていいようなものだった?」
と返し、ほむら先生は自分の無神経な発言に気づかされ、悩みます。
そして蓮見さんに『好きでいてもいい。卒業してからも気持ちが変わらなかったらその時に答えを出す』と返事をしました。
春、蓮見さんが2年生になり、クラスの担任はほむら先生になりました。
ほむら先生はたぶんモテない2巻ネタバレ
ほむら先生と担任
2年になり、蓮見さんのクラスはほむら先生が担任になりました。
ちなみに担任初日の自己紹介でほむら先生は目標として『今年度が終わるまでにクラス全員の名前を覚えること』と何とも低い志を述べました。
放課後、蓮見さんは生物準備室でほむら先生に学級委員になったことを嬉しそうに報告します。
そしてクラスの生徒の名前を覚えられるように特訓を始めます。
1時間後、56回目にしてほむら先生はやっと全員の名前を言えるようになりました。
ほむら先生の好きなところ
ある日、蓮見さんは自分の噂を耳にします。
「蓮見さん、いつも生物の成績だけいいらしいから贔屓されてるのかな?」
「テスト問題教えてもらってたりして」
「実はもうデキてたりして」
それを聞いた蓮見さんは生物準備室でほむら先生に愚痴ります。
『私だって人気のない体育倉庫に2人きりで閉じ込められていやらしい雰囲気になったり、秘密の特訓でいい成績取って頭ポンポンされたりしたいよ!』
2人の場合絶対にありえないシチュエーションばかりです。
『でもそういうことをしないほむら先生が好きだから』という蓮見さんに、「頭ポンポンくらいはしてやろうか?」と言うほむら先生。
『いいの!?』と喜ぶ蓮見さんに「あれぇ?そういうことをしない俺が好きだったんじゃなかったっけ?」とほむら先生はニヤニヤ。
まんまとからかわれた蓮見さんでした。
学級委員たち
2年4組の学級委員は、副委員長の蓮見さんの他に委員長の早苗くん。
早苗くんは高校入学以来テストでは常に学年順位のトップを取り続けており、目標はすべての教科で1位を取ること。
しかし蓮見さんの存在により、いまだにそれは達成できていないのです。
はじめは蓮見さんのことを『学級委員になったのも面白半分で、めんどくさい仕事はおしつけてくるに違いない』と思っていましたが、一緒に仕事をしているうちにそういうタイプではないと気づきます。
ある日、学級委員の仕事で2人で教室に残っていた時のこと。
窓から入った風になびく早苗くんの髪を見た蓮見さんは「髪長いね」と話しかけます。
早苗くんは昔学校で勉強している横顔をからかわれたことで隠すために伸ばしたが、今度はその長い髪をからかわれたことを話しました。
「こんなにきれいな髪なのにそんなこと言うなんて変な人たちだね、私は好きだよ」と蓮見さんは言います。
この時初めて早苗くんは笑顔を見せます。早苗くんが蓮見さんに心を許した瞬間でした。
体育祭
体育祭が近づいていたある日の放課後、学級委員2人を含めた数人は教室で準備をしていました。
蓮見さんは今年はいくつも競技に出るようで、準備の途中で練習のために抜けていきました。
そこで他の生徒から蓮見さんんはほむら先生が好きだという事実を聞かされた早苗くん。
かなり驚きますが、一生懸命頑張っている蓮見さんを見て、彼女に思われているほむら先生を少し羨ましく思うのでした。
体育祭当日、蓮見さんは沢山の競技に出場し、練習を頑張った甲斐もありいい順位をバンバン出しています。
昼休み明け、教室に置き忘れられたダンスで使うみんなのポンポンを取りに行った蓮見さんは熱中症と疲労で倒れてしまい、心配して探しに来た早苗くんに発見されます。
そして保健室に連れていかれ休むように言われます。
早苗くんはこれまでの蓮見さんの頑張りを思い出しながら一つの結論に至ります。
『自分はきっと、“ほむら先生を好きな蓮見さん”が好きなんだ』と…。
そこにほむら先生がやってきて「蓮見の様子を見に行くからホームルーム頼む」と早苗くんに声をかけます。早苗くんはほむら先生に『蓮見さんはただ自分が勝ちたくて頑張ったわけじゃない』と伝え、優勝の賞状を手渡しました。
保健室に行ったほむら先生は目を覚ました蓮見さんに表彰状を渡します。
「一番頑張ったのはお前だってみんな言ってた」と。
そしてほむら先生は「こんなになるまで頑張ったのは俺の為なのか?」と尋ねます。
『ほむら君が少しでも楽しかったり嬉しいだけで私はすごくうれしいから』と蓮見さんは笑顔で本音を話します。
1週間後、体育祭の集合写真を受け取ったほむら先生は「担任なんてめんどくさいだけだと思ってたのに…」と写真を眺めて顔をほころばせました。
三者面談
夏休み前、教室では夏休みに行なわれる三者面談のプリントが配られていました。
ほむら先生は初の三者面談にビビっているようで、なるべく優しい方に来てもらえだの、先生の悪口を言わず褒めることだのと生徒に説明をしています。
夏休み三者面談当日、蓮見さんは母親と一緒に来ていました。
蓮見さんの進路についての話を始めますが、事前の進路希望調査票には『未定』と記入されていました。
蓮見さんは「まだ決めてません」とうつむきます。
母親は『あなたのやりたいこと応援すると決めているからやりたいことや行きたい学校を言っていい』と声をかけますが、蓮見さんは「ごめんなさい、まだ決められないです」と言います。
その日の三者面談はそのまま終わりました。
後日ほむら先生はよしおの水槽を洗うからと蓮見さんを学校に呼び出します。
掃除をしながらほむら先生は話を切り出します。
「三者面談のアレ、噓だろ?いつもしっかりしてるお前が将来のことを何も考えてないとは思えない」
蓮見さんは少し言い出しにくそうに答えます。
『私、先生になりたい』
『でも、勉強が好きとか誰かに何かを教えたいとかじゃなくて、大好きなほむら君みたいになりたいと思った。そんなきっかけ不純だと思って言えなかった』
それを聞いたほむら先生は言います。
「全然変じゃない。どんな些細なことでもそれをきっかけになりたいと思えたなら。やりたいと思わないと何も始まらないんだから」
「お前があこがれた先生は生徒のやりたいことを否定したりしない。どんな未来を選択しても応援してる」
2学期が始まったころ、蓮見さんがほむら先生に駆け寄ります。
『進路希望調査の再提出、まだ間に合いますか?』
蓮見さんが手渡した紙を見てほむら先生は微笑みます。
「おう」
感想
2巻では新しいキャラクター早苗くんが登場し、蓮見さんに想いを寄せていきます。
早苗くんの登場をきっかけにほむら先生と蓮見さんの関係もすこーしだけ進展?したようなしないような…。
もどかしい恋模様も気になりますが、ほむら先生の普段あまり見られない先生らしい面が見られる巻となっております。