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目次
前巻までのあらすじ
桜木は全国大会に向けて、二万本のシュートを打ち続け、猛特訓しました。
全国大会一回戦、湘北高校は強豪の豊玉高校に勝利しました。
二回戦は、日本高校界の頂点に君臨する山王工業に挑戦します。
216話 王者
湘北メンバーは、去年のインターハイ準決勝、「山王工業」対「海南大付属」の試合をビデオで見て唖然とします。
桜木以外のメンバーは、山王の凄さに呆然として、一言も発しません。
呑気な桜木にリョータは、「いーよな素人は、コレ見ても山王の強さがわかんねーんだからよ」と、つぶやきます。
去年のビデオなので、今年はいないスタメンも多いのかと思いきや、3人もスタメンが残っていると聞き、メンバーは愕然とします。
リョータは、自分がマッチアップする相手の凄さに自信を無くしたのか、部屋から出て行きます。
13番がエースプレイヤーを聞き、桜木と流川は「エース」という言葉に反応します。
去年一年生だった彼は、強豪山王の中でエースプレイヤーでした。
超高校級プレイヤーを3人も擁している山王。
何よりも、トーナメントを最後まで勝ち抜いた「経験」があります。
そして、王者山王工業が緒戦で負けることを許すはずがない観客…。
安西監督は、全国制覇を成し遂げるには、何が起きようと揺るがない「断固たる決意が必要なんだ」と、語ります。
217話 夜明けの天才
桜木は電話で晴子ちゃんに、「桜木君が伸びた分だけ全国制覇に近づける」と言われ闘志を燃やします。
流川に豊玉高校の南が会いに来ました。
ケガさせた事を詫び、塗り薬を渡します。
南は、山王の13番を倒せたら日本一のプレイヤーになれるかもしれないと、告げます。
盗み聞きしていた桜木は、そうなる前に自分が流川を倒すと決意します。
赤木が小学生の時に買った、週刊バスケットの表紙が山王工業でした。
それ以来、全国制覇を想像する時、決勝の相手はいつも山王で、想像の中では勝てなかったようです。
小暮は、赤木と三井に入部した時を思い出そう、あの時本気で全国制覇を信じた奴だけが残っているのだと、鼓舞します。
218話 湘北徹底解剖
山王工業の堂本監督は、大学オールスター級のメンバーを集め、仮想湘北チームを作りました。
しかし、山王メンバーは大学チームを46対24で一蹴しました。
過去最強の山王工業バスケ部です。
山王メンバーは、大学チームに勝っても湘北の試合ビデオを見直し、徹底的に解剖していきます。
赤木は攻守両面において、無名なことが不思議なほど、素晴らしい選手だと驚きます。
しかし、すぐに弱点をみつけられてしまいます。
赤木は、ゴール下の仕事をさせなければ良い。
リョータは、スピードは速いが外がないから、少し離れて守れば良し。
三井のスリーポイントは、お手本にしたいぐらい素晴らしいが、スタミナがないので、すっぽんディフェンスでガス欠にさせる。
流川は、将来大物になりそうな選手。
桜木がスタメンなのは不可解だが、油断は禁物。
219話 強豪登場
練習に山王が出てきた途端、物凄い歓声が飛び交います。
安西監督の言う通り、誰も湘北には期待してないのです。
220話 戦う前
湘北メンバーは、完全に会場の雰囲気にのまれ委縮しています。
どんどん技を決めていく山王にイラつく桜木は、一発ジャブを入れてやります。
ボールを持ったままダッシュし、フリースローラインからジャンプしてシュート…。
しかし、一歩届かずリングにぶつかってしまいます。
会場から笑いがおきます。
その桜木のプレイに山王メンバーは、驚きます。
フリースローラインからジャンプして、リングに届く人などいないのです。
一方別の会場では、名朋工業バスケ部の森重が、鮮烈なデビューを飾りました。
50得点、22リバウンド、10ブロックの怪物です。
リョータは、立ち止まると悪いイメージばかり浮かんでくるので、ダッシュばかりしています。
そんなリョータに安西監督が、声をかけます。
ポイントガードのマッチアップは、スピードとクイックネスに絶対負けないリョータに分があると、自信をつけさせます。
緊張して何回もトイレに行く三井。
221話 早くみたいな山王工業
トイレで鉢合わせたとみせかけ、安西監督が三井に声をかけます。
山王の先発メンバーは、シューティングガードだけいつもと違う、「いくら山王といえど、三井寿は怖いとみえる」。
これで三井も自信がつきます。
イメージトレーニングをしている桜木のもとにも、安西監督が来ます。
先ほどの大胆シュートで大恥かいたので、もう怖い物はないという桜木に、「もともと君に怖い物などあったのかね?」と言われ、桜木も自信がつきます。
山王ファンだらけの観客席にたたずむ赤木。
「悪いが皆さんの期待通りにはならん」と笑みを浮かべています。
試合前の恐怖心から逃げずに受け止め、理想の精神状態となった赤木を、安西監督はにっこり笑って見守ります。
赤木は湘北控室に戻り、用意はいいかと声をかけます。
練習の時とは、打って変わって自信に満ちた顔で返事をするメンバーたち。
流川は、眼帯を外すと、豊玉の南からもらった塗り薬の効果で、まぶたの腫れがひいていました。
湘北、万全の態勢で気合い十分です。
222話 最大の挑戦
試合前の練習中、桜木は山王側の練習に交じりシュートを決め、「アイサツがわりだ」と、宣戦布告します。
河田は、沢北に「アイサツしてこい」と、パスを出します。
沢北のシュートの瞬間に赤木と流川がボールを投げ、シュートを阻止しました。
223話 奇襲
安西監督は、試合前に「絶対に受け身にならない、常に先手を取る」と、メンバーに伝えました。
先ずは、リョータと桜木による奇襲をかけます。
しかし、深津がリョータへ執拗なディフェンスをしてくる上に、ゴール下では河田が身構えてます。
リョータは、うっかりボールを取られてしまいます。
しかし、すぐにボールを取り返し、桜木へ奇襲の合図を送ります。
224話 天才?
リョータから桜木へ高いパス。
桜木がアリウープを決めました!
湘北メンバーも会場も、桜木とリョータでさえも驚きました。
「オレたち天才?」と、有頂天です。
豊玉戦での戦いぶりで、赤木と流川はマークが厳しいだろうから、三井を使っていく作戦です。
三井はとても調子が良く、綺麗にスリーポイントが決まっていきます。
感想
序盤でリョータは桜木に、素人は山王の強さがわからなくていいよなと言ってました。
素人で怖い物知らずの桜木がいたからこそ、会場の雰囲気にのまれることなく、先制点を取れたんですよね。
さすが、ムードメーカーの桜木です。
強者ぞろいの山王に、どこまで食い下がる事ができるのか、楽しみです。