ナルトの最終回までのあらすじ
忍連合軍と暁の戦いで始まった忍界大戦もいよいよ大詰め。
六道仙人によって新しい力を得たナルトとサスケはマダラを止めようとするが、マダラは輪廻眼を回収し、無限月読を発動させる。
人々がどんどん幻術にかかる中、サスケの輪廻眼で作られた須佐能乎でナルトたち第七班は幻術を免れる。
そしてマダラがナルトたちを処理しようとしたとき、黒ゼツに胸を貫かれ、神樹のチャクラの実を食べて初めてチャクラを手にしたチャクラの祖、大筒木カグヤ復活の器にされてしまう。
圧倒的なカグヤのチカラの前に絶体絶命に追い込まれたナルトたち第七班だが、オビトも加わり死闘の末、カグヤを再封印することに成功。これですべて終わったかに見えたが、、
ナルトの最終回ネタバレ
忍界大戦終焉
カグヤを封印し、六道仙人によってもとの世界に戻ってきたナルトたちと尾獣たちはひと時の会話を交わす。
そうこうしている間にこの大戦を引き起こした張本人たち、オビト、マダラが穏やかに成仏していく。
そして穢土転生された歴代の影たちも消えていく。
ナルトの父、4代目火影波風ミナトも。ナルトは父に対する思いをすべて伝え、別れる。
尾獣たちも晴れて自由の身となり、それぞれの道へ進もうとするが、突然、サスケが五影と尾獣たちを処理すると言い出す。
サスケは今後の忍びの世界の在り方を語りはじめ、二度と闇を抱えぬ里を実現するため、一度破壊して創り直す、忍世界を一新する革命を起こすのだと宣言する。
ナルトとサスケ
ナルトとサスケはかつてお互いに闘かった終末の谷に現れる。
サスケが火影を語りだす。
サスケが思う火影とは、五里すべての闇を己の炎一つで焼き尽くし、その灰を喰らって生き続けるものだと
。忍界の闇すべてを自分一人で背負おうとするサスケを諫めるナルト。
それでも周りとの縁を絶ち切り、過去を切り捨てようとするサスケ。お互いに譲らない。
ナルトとサスケは、決着をつけるために最後の闘いを始める。輪廻眼を開眼し、六道の陰のチャクラを得たサスケと六道仙術と六道の陽のチャクラを得たナルトの闘いは壮絶を極める。
過去の回想シーンを踏まえながら互いに問答をし、闘い続けるがやはりどちらも譲らない。
やがてお互いにチャクラを使い切り、それでも殴り合いを続ける。
そして、二人とも最後の力を振り絞り、すべてのチャクラを最後の一撃に込める。
両者倒れてしまい、しばらくして二人は意識を取り戻す。お互いに肘から下が消し飛んでいた。
サスケはそうまでして自分を止めようとするナルトを最期は理解し、負けを認め、二人は和解をした。
無限月読も二人によって解術され、忍界大戦は終わり、ナルトとサスケの闘いも終止符が打たれた。
次の世代
それから時が経ち、平穏を取り戻した木ノ葉の里では新たな世代が育ち始めていた。
ナルトの仲間たちはみな結婚をし、子供をもうけて親となっていた。
ナルトもヒナタと一緒になり二児の父親になっていた。
五影会談が行われようとしていた日、ナルトの息子ボルトは、火影となり忙しい身となったナルトに構って欲しくて、かつてナルトがしていた火影岩への落書きをボルトもやっていた。
それを止めに来たナルトは、「少しは耐え忍ぶことを覚えねーとな、お前も忍者ならよ」とかつての自分を思い出し、ボルトを諫めるのであった。そうして、五影会談が始まり、ナルトは夢であった火影として歩き始めた。
感想
この漫画は、落ちこぼれのナルトと優秀なサスケに当てはめて、太陽と月、光と影、物事には常に裏と表があるといったことを題材にした物語だと思います。
いつの世も争いは絶えませんが個人に焦点を当てていくと誰もが愛を求めている。
そしてその方法は人それぞれで、そこに憎しみが生じてしまい争いが生まれてしまうということです。
うまく言えませんが、ナルトはただの少年漫画ではなく、現代にも通じる人間模様を忍者という日本固有の文化を通して描いた壮大なストーリーになっています。かと言ってそんな重い内容ではなく、誰しも子供のころやった忍者ごっこを思い出させてくれる様々な忍術や手裏剣などの忍具などワクワクする描写もたくさんあります。
特に落ちこぼれだったナルトがどんどん成長し、様々な術を習得し人間としても大きくなり、優秀な仲間や先輩、名だたる忍びを超えていく様は読んでいてとても楽しく早く次の展開を知りたいと読む手が止まらなくなります。
単行本全72巻からなる読み応え抜群の感動作品だということは間違いありません!