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目次
29巻のあらすじ
全国大会二回戦で湘北高校は、日本高校界の頂点に君臨する山王工業と対戦することになりました。
後半戦、山王のエース沢北は日本一と言われる実力を見せつけます。
見せつけられた流川は、闘争心を燃やします。
そんな流川の活躍により、湘北が山王を追い詰めます。
261話 SWISH
流川からボールを奪った沢北が走り出した瞬間、河田弟に隠れていた桜木が飛び出し激突します。
沢北はファウルを取られます。
これで流川とぶつかった事を帳消しにできたと、ホッとする桜木でした。
流川の攻防の選択肢が増えた事により、沢北はディフェンスに迷いが出始めます。
流川はシュートに行くと見せかけ、三井にパスを出します。
三井のスリーポイントを警戒して、松本がすぐ止めに来ますが、赤木にパスを出しシュート。
三井はもう腕が上がらないとつぶやきます。
残り3分30秒、13点差です。
ボールを持った沢北は、流川を前にしながらも桜木の動きが気になります。
桜木が視界に入った途端、ビクッとした沢北を見逃さず、流川がボールを奪い、シュートすると見せかけて、腕も上がらないという三井にすかさずパスします。
「三井は打てない」とタカをくくって油断する松本。
三井のシュートは、今までの中で一番高く美しい弧を描き、リングに吸い込まれました。
262話 1対2
10点差です。
会場が湘北のしぶとさにザワつき始めます。
信長は試合中にどんどん変わっていく、桜木と流川に驚きます。
沢北は、桜木の動きが気になって仕方ありません。
それを逆手に、リョータは桜木に「ディフェンス1031だ」と、意味不明な指令を出し沢北を混乱させようとします。
気付いた深津が、冷静にいつも通りやるように沢北に声をかけます。
動揺を隠せず沢北はシュートを外します。
またもや、流川と沢北の一対一。
沢北を抜いた流川がシュートします。
263話 一理ある
流川が放ったそのシュートは、沢北がアメリカ遠征の時にブロックをかわすために身につけたあのシュートでした。
一度見ただけでそのシュートを放った流川に、赤木は底知れないものを感じます。
桜木は、きっと流川はまた抜かれるはずだと、赤木と作戦を立てます。
流川を抜いてきた沢北は、負けた事がないので絶対パスしないだろうから、桜木が抜かれても赤木が阻止するという作戦です。
河田をフリーにするのは心配でしたが、赤木は桜木がいう事にも一理あるとその作戦に乗りました。
案の定、沢北はパスをせず、桜木と赤木の二枚ブロックに阻止されました。
264話 救世主
残り時間2分、8点差です。
まだいけると気合いの入る湘北高校。
牧は、こんな時に仕事をするのが深津なのだと、いぶかしがります。
そんな矢先に、深津はわざとリョータにボールを当てファウルさせようとします。
リョータに当たったボールを必死で追うメンバー達。
そこへ桜木が突っ込み、ボールをコート内に戻します。
赤木の脳裏に晴子ちゃんの言葉がよみがえります。
「初心者だけど、いつかバスケ部の救世主になる人かもしれないよ。桜木君っていうの。」
テーブルに突っ込んだ桜木が起き上がりません。
流川が「いい仕事したぜ、下手なりに」と言うと、桜木は飛び起きました。
その時でした。
山王ファンばかりだった会場から、湘北頑張れと応援の声が出始めました。
265話 指図
湘北のしぶとさは、いつもの山王のようで、観客も湘北を応援し始めたのです。
そんな中、桜木は背中に異変を感じます。
赤木が外したシュートをリバウンドしようとしますが、背中に激痛が走ります。
流川はその異変に気付き、自分に本気を出させた時より集中力がない、交代しないなら必死でついてこいと鼓舞します。
流川と沢北の一対一。
今度は抜くのかパスするのか?
「一つ忘れてるぜ」と、スリーポイントシュートを決めます。
266話 原点
残り2分、5点差です。
山王がタイムを取ります。
桜木以外のメンバーとハイタッチする流川。
ベンチで感慨にふける赤木。
山王を倒して全国制覇をする事が、赤木の原点です。
まだ成し遂げていないのに、思いとは裏腹に赤木の目から涙が溢れます。
そんな赤木を見て小暮は、こんな仲間に囲まれて一瞬気が緩んだのだと察します。
背中が痛いという桜木を心配する彩子さん。
「選手生命にかかわるわよ。」
267話 選手生命
周りに大丈夫かと聞かれた桜木は、「選手生命終わりだ、こんな庶民ならな」と、流川を指さし笑い飛ばします。
タイムが終わり、赤木は最高のメンバーに「ありがとう」と伝えると、お前の為にやってるんじゃない、自分の為だとメンバーにぼろくそに言い返されます。
試合再開早々、疲れを見せない深津から河田へのパス。
268話 最強・山王の体力
河田がダンクシュート!
最後まで果敢に挑む山王工業、ゾーンプレスをしかけてきます。
リョータは二人がかりでディフェンスされ、なかなか抜けません。
深津にキレがないと言われ、ドリブルこそチビの生きる道だと、低いドリブルで二人を抜いていきます。
桜木の異変に気付いていた河田、むかってくるなら手加減はできないと交代するよう促します。
河田を押しのけシュートする赤木、入らなかったボールを桜木がリバウンドで押し込みます。
269話 天才薄明
桜木の背中に走る激痛!
倒れ込むのを赤木が支えます。
意識朦朧とする桜木は、頭の中で彩子さんに問いかけます。
「選手生命終わりって事は、もうバスケットはできなって事ですか?」
彩子さんは、これで終わりという程のケガではないが、桜木はわずか4ヶ月で急激に成長したので、「この4ヶ月がまるで夢だったかのように…。」失うのもまた早いのではないかと不安になります。
朦朧とする桜木の頭に、出会った時の晴子ちゃんの声がこだまします。
「バスケットは…好きですか?」「バスケットは…好きですか?」
桜木は、立ち上がり晴子ちゃんに答えます。
「大好きです。今度は嘘じゃないっす。」
感想
どんどん覚醒していく桜木と流川。
ナンバーワンプレイヤー沢北を翻弄していく流川。
シュートすると見せかけて、後ろの三井にパスをするシーンは特にかっこいいです。
腕があがらないと言いつつも、綺麗にスリーポイントを入れる三井もやはりかっこいい。
ボールに飛びつく桜木が、赤木には救世主に見えるシーンは泣けます。
次は最終巻です。
桜木は、果たして無事にコートに戻れるのか。
湘北は山王に勝てるのでしょうか。