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100話のあらすじ
千冬や八戒がやめるように何度言っても、タケミチは大寿に向かっていきます。
八戒が「オマエは何も変えられない」と叫んでも、「変えられないのはオマエだ」と言い、大寿に向かっていきます。
アッくんの自殺を目の前で見て、タケミチは初めて未来を変えると誓いました。
それからタイムリープを繰り返し、少しずつみんなに認めてもらえて、頼られるようになったのです。
ついにタケミチの拳が大寿に当たります。
万が一でも未来が変わる可能性があるなら、タケミチは立ち上がれます。
そして、頑張ることは辛くない。一番辛いことは〝孤独〟なことだと八戒に笑顔で伝えると、八戒は涙を流しながら「オレを・・・助けてくれ」とタケミチに言うのです。
東京卍リベンジャーズ12巻101話ネタバレ
タケミチの執念が、大寿に拳で届きました。
たった一撃ですが、それによって大寿は地面に膝をつきました。
自分の人生の中で、最も辛かったことが孤独だったと気が付いたタケミチ。
それと比べると頑張ることは辛くないと言いました。
孤独なフリーター
生活は、それほどタケミチにとって辛いものだったのでしょう。
拳と共に八戒にも想いが届いたタケミチ。八戒は何を助けてもらいたいのでしょうか?気になる続きを書いていきたいと思います。
八戒のウソ
助けてくれと八戒は子供のように泣きます。
乾とココは、地面に膝をついて立ち上がれない大寿の姿を、信じられないと驚きます。
大寿自身も、なぜだか分かりません。
タケミチは血だらけの顔で、「任せろ」と言って微笑むのです。
椅子に横たわっていた柚葉は、目を開けてその光景に驚きます。
三ツ谷は「東卍の隊長クラス、なめんなよ!」と笑い、千冬は凄いと驚くのです。
意志のこもった強い瞳で、タケミチは八戒に「柚葉は俺が守る!!」と言います。
しかし、八戒はしばらく黙った後、「違うんだ」と言うのです。
泣きながら、自分の顔には、アザが1つもないだろうと聞きます。
不思議に思うタケミチに、「柚葉は、ボロボロなのに」そう言われて、東卍の3人は分からないながらも黙って聞くのです。
子供の頃、三ツ谷に「暴力は守るために使え」と教わりました。
タケミチの前で、八戒は「あの時オレが家族を守るって誓った」と言いました。
八戒は守りたかった。
柚葉を守りたかった。
でも、大寿に逆らうことが怖くてできなかった。
その言葉に、タケミチは困惑します。
逆だったのです。
本当は守られていたのは八戒で、あの時言ったことは嘘だったのです。
幼い頃の大樹が、「これからは2人分殴られていいんだな?」と聞いていた相手は、柚葉だったのです。
本当は家族を守ってきたのは、柚葉だった。
その告白を聞いて、タケミチの心臓は音を立てます。
目が空いた柚葉は、気まずそうに目線を下に向けています。
ずっと守られていたのは、八戒だったのです。
「守ってきた」とタケミチに言ったことは、嘘だったのか!? そう下を向く八戒に問います。
本当の過去の回想が、流れます。
大樹に意見して、八戒に手を挙げたことを約束と違うと泣きながら叫んでいるのは、ケガをしている柚葉でした。
八戒は、柚葉がしてきたことを、まるで自分がしたことのようにタケミチ達に話していました。
それを「それって最低じゃん」と、思わず千冬は口にします。
乾も「ダッサ」と冷ややかに言うのです。
それを聞いて、震えながら泣く八戒。
柚葉は起き上がって、八戒を庇おうとします。
しかし、ココは「女に守られてただけでもダセェのに、守ってきたなんて嘘、どのツラ下げ言えんだ?」と追い打ちをかけるのです。
柚葉は自分が決めたことで、八戒は悪くないと叫びます。
皆だってダサイ
泣きながら八戒は、タケミチに許しを請います。
こんなことになったのは全部自分のせいだ。
自分のウソがこんなを巻き込んでしまった。
本当は兄の事が怖くて仕方ないから、自分の弱さから逃げる為に刺すしかなかったのです。
それを聞いて、タケミチは少し黙った後、八戒に背を向けます。
そして「オマエはダセェ!!」と大きな声で叫ぶのです。
その声に、八戒は体を震わせ、他のメンバー達も目を見開きます。
「でも、自分だけがダサいなんて思うな、オレはもっとダサかった」
と口角を上げて言うのです。
その言葉を書いて、八戒はタケミチの名を呼びます。
三ツ谷もゆっくりと立ち上がると、八戒に「ホント・・・ダセェな」と言います。
そして、しばらく黙った後、自分も〝生まれた環境を憎むな〟とカッコつけて言ったけれど、自分も本当はすごく憎んだと告白するのです。
一度何もかも嫌になって、妹たちを置いて家出をしたことがある。
次の朝帰った時、母から思いっきりぶん殴られた。
それを自分からダサいだろ?と話してくれます。
でも、その後母は自分の事を抱きしめて、〝いつもごめんね〟と泣いていた。
遠い顔をしてそう話す三ツ谷の話を聞いて、柚葉は涙ぐみます。
八戒の横にしゃがみ込むと「逃げてんのはオマエだけじゃねぇ」と真っすぐに見て言ってくれるのです。
皆弱い。
だから仲間がいる。
八戒の前にボロボロなタケミチと千冬、三ツ谷が立ちます。
そして「そんな嘘で、オマエを見捨てねぇ!!」と言うのです。
感想
タケミチ達に話していた過去は、柚葉の事を自分がしたように話していただけでした。
自分ですら恐ろしい兄から、姉に守られていたということ。
更に、それを自分がしたことのように話したこと。
八戒は、そんな自分の弱さから逃げたかったことが分かりました。
しかし、弱いのは八戒だけではありません。
みんな弱くてダサいところがあるんです。
それら全てを、東卍のメンバーたちは受け止めてくれました。もう、八戒は孤独ではありません。きっと強くなれる!続きが楽しみです!