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63話のあらすじ
一虎が黒龍と揉めていることを知ったマイキーは、黒龍とやり合おうとします。
その為に場地は、自分たちもチームを作ろうと提案するのです。
みんなその意見に賛成します。
誰かが傷ついていたら、みんなで守る。1人1人がみんなを守るチームにしたいと言うのです。
そのことを思い出し、涙を流す創立メンバー達。
マイキーは場地に向かって謝ります。
東京卍リベンジャーズ8巻64話ネタバレ
記念のお守りを、2年経った今も場地は持ち続けていたのです。
マイキーを中心にチームを作ろうと言い出したのは、場地でした。場地にとってどれだけ東京卍會と創立メンバー達を大切にしていたのかを思い出し、マイキーの心は動かされます。
このまま事態は良い方に収まるのでしょうか?気になる続きを書いていきたいと思います。
残ってケジメをつける一虎
遠くからパトカーのサイレンの音が近づいてきます。
それを聞いて、慌てだす東卍のメンバー達。
ギャラリー達も、急いで解散していきます。
しかし、一虎だけは場地と残るというのです。
皆にはその場から去るように言います。
「自分で起こしたことだから、きちんとケジメをつけたい」
地面を見ながらそう言う一虎に、マイキーは背中を見せると「わかった」と言い歩き始めるのです。
それを見たドラケンも、メンバー達に解散するように指示します。
ふと、マイキーの名を呼ぶ一虎。
鈴を流しながら、今までとは違うしっかりとした瞳で顔を上げます。
「許してなんて言えない。真一郎君の事も、場地の事も、一生背負って生きていく」
そう言われても、マイキーは立ち止まるだけで振り返らず無言のままです。
しかし、一虎はマイキーに向かって両手を後ろに組んで深く頭を下げるのです。
みんな瞳に涙を溜めながら、黙ってその場を去るのです。
サイレンの音は次第に近づいてきます。
その場には目を閉じて寝ている場地と、その側で涙を流して座っている一虎の姿しかありません。
警官は走ってくると、一虎を拘束し場地を担架で運ぶのです。
2005年10月31日東京卍會と芭流覇羅の類を見ない大抗争は、東京卍會の勝利で終わりました。
そして、死者1名。逮捕者1名を出す、悲惨な結果となったのです。
この抗争は、後に〝血のハロウィン〟と呼ばれるようになりました。
墓参りとその後
2週間後、場地家の墓の前で、千冬は線香の束に火をつけて供えます。
両手を合わせて、墓に参っている顔には、場地に殴られて眼帯をしていたテープが無くなっています。
場地と初めて会った時のことを思い出す千冬。
あの時も返り血を浴びながら、「ペヤング好き?」と笑っていました。
「約束通り買ってきましたよ」と半分になっているペヤングと割りばしを供えます。
言われた通り、半分コ。
下を向き、必死に頃得ようとしますが、千冬の目からは涙が大量にこぼれ落ちます。
「〝ありがとう〟なんて・・・ずるいよ・・・」と子供のように泣くと、自分はこれからどうしたらいいのかと墓に問うのです。
東京少年鑑別所に、ドラケンとタケミチは一虎に会う為に行っていました。
「懲役10年は覚悟しろ」と言われたと言った和人には、短いくらいだと言います。
その表情は、今までのどこか異常なものではなく、憑き物が落ちたようでした。
「もう逃げずに向き合わないといけない。そうアイツが教えてくれた。今度こそちゃんと更生するつもりだ」と穏やかな表情で言うのです。
それを黙って聞く2人。
そして、ドラケンは「死ぬなよ、一虎」と言うのです。
その言葉に驚く一虎。
「なんで・・・」と、思わず言います。
「お前の考えてる事なんて分かる。自殺して詫びようなんて許さないからな」とドラケンに言われて、一虎は考え込みます。
他にどうしたらいいか、分からないのです。
そう言って目線を泳がせる一虎に、マイキーからの伝言だとドラケンは言います。
思わず息を呑むタケミチと、不安そうな一虎。
「〝これからも一虎は東卍の一員だ〟」
その言葉に、一虎は大きく目を開きます。
両手を合わせて、場地の墓に1人で居るマイキー。
墓に向かって「これでいいよな?場地・・・」そう語りかけるのです。
開かれた瞳は、以前のような優しいもので、口元は微笑んでいます。
「〝オマエを許す〟」
マイキーからの伝言に、一虎は唇をかみしめて涙を瞳にためるのです。
2人が帰ったあとも、一虎は下を向いて椅子に座り続けています。
冬が近づいて寒い中、ドラケンとタケミチは帰っていきます。
空を見上げて、一虎に元気でとエールを送るタケミチ。
すると、ドラケンがタケミチにもマイキーから伝言があったと思い出すのです。
感想
どうしても一虎のことを許すことが出来なかったマイキー。
場地の想いを受けて、やっと気持ちに折り合いをつけ、一虎を許すことが出来ました。
誰かを恨んだり憎み続けるということは、辛いものです。
マイキーはやっと、過去を断ち切って、その想いを捨てることが出来たんですね。
場地が死んでしまったことが・・・悲しくて残念でしょうがありません・・・。
彼も生きていてくれたら・・・。その思いは消えません・・・。
しかし、みんなは前を向いています。このまま少しでも明るい未来へと進んでくれることを祈ります。
それにしても、マイキーからタケミチへの伝言とはなんなのでしょうか?とても気になりますね。