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75話のあらすじ
一虎に、東卍のことを聞きます。
マイキーは巨悪となり、現在は仲間を信用していませんでした。
ついに、創立当初のメンバー達の粛清を始めてしまったのです。
マイキーを狂わせたのは、右腕の稀咲の暴力統制と、左腕の黒龍から生み出している巨額の金だと一虎は思っています。
まずはそれを切り離さなくてはと、千冬と一虎は動いていました。
さらに警察官であるナオトの力も借りて、稀咲を追い込んでいました。
タケミチを合わせたい奴が居ると路地裏に連れて行くと、そこにはナオトが居て何故かタケミチを逮捕するのです。
東京卍リベンジャーズ9巻76話ネタバレ
やっとナオトと再会できたと思ったのに、冷たい表情をしたナオトに手錠をかけられてしまいました。
ナオトには記憶があるはずなのに・・・一体どうなってしまっているのでしょうか?続きを書いていきたいと思います。
動画で知る自分
ナオトに見てくださいと言われて、パソコンで動画を見せられます。
動画には千冬がカメラの向きをチェックしているのが写っています。
何の映像か分からず、困惑するタケミチ。
部屋に、男性が入ってきました。
頭を下げる千冬。
暑いと言いながら椅子に座ったのは、髪をオールバックにして怖い目つきの今まで見たことのないタケミチでした。
画面の端に背中だけ写っている、白い半そでシャツの男性に向かって座るように言います。
ココに呼び出したことを詫びながらも、上からの指示だから仕方がないと動画の中で言うを見て、とても自分だとは思えません。
気まずそうな顔をして、動画を見せながら「どう説明をしたらいいのか分からない」とナオトは言います。
タケミチが現代に戻った瞬間、ナオトの世界も変わっていました。過去を変えたことで、未来が変わってしまったからです。
この世界では、2人は中学以来会っていません。
自分は警察官。タケミチはフリーターから東京卍會の大幹部となっていました。
そして、ヒナはまた千堂の運転する車にぶつけられて、殺されていました。
2人の力を借りて、ナオトは姉の仇である稀咲を捕まえようとしていた・・・
黙ってただ話を聞いているタケミチを、ナオトは気遣います。
自分は立場上、逮捕するしかなかったと言うのです。
動画は進んでいきます。
タケミチは「ある奴を消してほしい」と、呼び出した相手に言います。
その人物が誰かは知らない。大切なのは、その人物が東卍にとって邪魔な存在だという事だ。
そう言って、机を力任せに叩きます。
自分だってお前にこんなことはさせたくないが、やらなければ稀咲が黙っていない。
「わかるな?〝アツシ〟」その言葉で、呼び出した相手はアッくんだということに気が付き、タケミチは思わず立ち上がります。
自分がアッくんに、人を殺す命令をしていたことが、信じられません。
ついに心が折れるタケミチ
しばらく黙ったまま、苦い顔で次の動画をタケミチに見せます。
「心して見て下さい」
そう差し出されたパソコンには、椅子を力いっぱい投げて、部屋を破壊しているタケミチが居ます。
千冬は必死に止めようとしています。
しかし、白目をむきながら涙を流し、髪を振り乱しながらタケミチは「ハメられた、稀咲は悪魔だ!!」と叫ぶのです。
動きを止めたタケミチは「知らなかったんだ。消す相手がアイツだったなんて・・・」と涙をこぼして歯を食いしばるのです。
「もういい」と、力なく言うタケミチ。
稀咲が事件に関与した証拠を探している中、掴むことが出来たのがこの動画だったのです。
ついに涙を流しながら、もういいと叫ぶタケミチ。
千冬は証拠を、タケミチを守る為に隠していたのです。
荒い息の中、ヒナとアッくんが死んだ瞬間を思い出します。
力なく床に落ちるように座り込むと、タケミチは「今度はオレがヒナを・・・殺したんだな・・・・」と涙を流すのです。
ナオトに同意を求めますが、利用されただけだと言ってくれます。
しかし、タケミチの心には響きません。
ついにタケミチは「もうヤダよ・・・」と弱音を吐きます。
何度繰り返した?
それなのになにも変わっていない。
むしろ悪くなってしまっている。
自分がヒナを殺してしまうなんて・・・
大切な仲間たちが死んでいく。
今更どう頑張ったところで、場地を救うことはではない。
12年前の今日にしか戻れないのだから。
そう叫ぶタケミチに「喚いてなんになるんですか!!?」とナオトは一喝します。
苦しく息をするタケミチの前に、ナオトが立ちます。
「辛いのはボクも一緒です」
そう声をかけますが、一緒じゃないとタケミチは否定します。
「オレはオマエの姉ちゃんを殺したんだぞ!!もうやめよう、ナオト。オレには何も変えられねぇよ」
下を向いて泣きながら、タケミチは叫びます。
そんなタケミチを、ナオトはしっかりと抱きしめます。
「ボクは君に救われた!何もできなくなんかない!!」
ナオト自身も目に涙を溜めながら、そう言うのです。
最初の世界では、東卍に龍宮寺や松野、羽宮や場地も居ませんでした。
彼らの存在と想いが無かったら、ここまで東卍に食い込むことは出来なかった。
その彼らの想いを紡いだのは、タケミチなのです。
「東卍を変えられるのも、姉さんを救えるのも、君だけなんです!!」
タケミチの両肩を手でつかみ、タケミチの顔を上げて言います。
そして、最悪の世界を変えてくれと、タケミチに涙を流しながら頼むのです。
感想
今回の世界でも、ヒナは前回と同じように亡くなっていました。
しかし、今回それを指示したのは、タケミチだったのです。
ヒナを救いたいという思いで、必死に頑張って来たのに・・・こんな未来はあんまりです。
心が折れてしまうタケミチを、誰も非難なんて出来ません。
それでも、ナオトの言う通り今の世界を変えることが出来るのは、タケミチだけです。
苦しいけれど、辛いけれど、この困難に打ち勝ってもらいたいです。
タケミチは、再び立ち上がることが出来るのでしょうか?