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目次
3巻までのあらすじ
とある高校の生物教師のほむら先生は、若いので生徒から『ほむら君』と呼ばれています。
いつもジャージに白衣、体力はなく、デリカシーもない、残念なところの多い先生です。
そんなほむら先生のことが大好きすぎる優等生女子高生の蓮見さん。
2人のゆる~い脱力系ラブコメディーです。
1巻では蓮見さんがほむら先生に『今は気持ちに応えられないが、いつか先生と生徒じゃなくなるまで待つなら好きでいていい』という言葉をもらい、2年生に進級します。担任はまさかのほむら先生。
2巻では新キャラクター早苗くんが登場します。これまで友達も作らず、勉強ばかりしていた早苗くんが蓮見さんと一緒に学級委員になり共に過ごす中で徐々に蓮見さんに惹かれていきます。
そして3巻で早苗くんはついに蓮見さんに告白をします。結果的にはフラれるのですが、『好き』『嫌い』だけでない優しい答えにこの作品らしさを感じました。
ほむら先生はたぶんモテない4巻ネタバレ
ほむら先生と最後の1年
蓮見さんたちは3年生に進級しました。担任は変わらずほむら先生。
いつもと変わらない日常ですが、それももう今年で最後なのです。
それを踏まえ、教室にいたほむら先生に蓮見さんは
『今年はほむら君離れをしてみようかな』と言います。
それを聞いたほむら先生は
「俺離れだかなんだか知らないけど好きにしたら?」とそっけない様子。
しかし他の生徒が廊下からほむら先生を呼ぶと
「じゃあこれあとで生物準備室まで持ってきて」と提出物を蓮見さんに頼みます。
そして結局、放課後生物準備室で提出物のチェックの補佐をする蓮見さん。
ほむら先生は『ほむら君離れ』をさせる気はないようです。
蓮見さんのケガ
ある日蓮見さんはほむら先生が教室に置き忘れた日誌を届けに生物準備室に行きましたが、ほむら先生は留守。
机の上に日誌を置いた時、置いてあったマグカップを落として割ってしまいます。
その時ちょうどほむら先生がもどってきました。
そこには両手に血だらけの蓮見さん。ほむら先生は状況を見て蓮見さんが割れたマグカップを片付けようとして手を切ったことを察します。
そして自分が着ていた白衣の裾で傷口を抑え止血します。
『コップ、壊してごめんね』としょんぼりする蓮見さんにほむら先生は
「片付けてなかった俺が悪いんだし、コップよりこっちのほうが心臓に悪い」と言い、保健室に連れていきます。
保健室でかしわ先生に手当をしてもらい、血は止まり、傷も大したことなさそうです。
『万が一痕になったらほむら先生に責任とってもらいなさい』とかしわ先生は笑います。
廊下で待っていたほむら先生は「まぁ…痕になったら要相談」と言い残して去っていきました。
ほむら先生と変化
放課後、生物準備室にいた蓮見さんを早苗くんが迎えに来て一緒に下校する…このところ2人はよく一緒に帰っているのです。
ほむら先生は思います。「もしかして2人付き合い始めたのか?」
しかし付き合っていたとして、放課後は生物準備室に来るし、好きアピール全開だし、どういう状況だ。数日後の放課後、蓮見さんはいつものように生物準備室にいました。
4時30分、蓮見さんは『そろそろ行かなきゃ』と帰る準備をします。
「…行くの?委員長のとこ」ほむら先生は尋ねます。
1週間がたった頃蓮見さんはほむら先生に『言わなければならないことがある』と話しを切り出します。
2人が付き合い始めたと思い込んでいるほむら先生は「多分知ってる。見てたらわかる」と返します。
『サプライズしたかったのに~』と蓮見さんは片手ほどの大きさの箱を渡します。
中身はマグカップでした。
学校の帰り道のパン屋さんでスタンプ30個集めたらもらえるもので、ここ数日毎日パンを食べて頑張ってためていたようです。
毎日早苗くんと一緒に帰っていたのは一緒にパン屋さんへ行って手伝ってくれていたようで、付き合ってはいなかったのです。
それを知ったほむら先生は「それはそれでもったいないような…良かったような?」と複雑な自分の心境に戸惑うのでした。
ほむら先生と花火大会
夏休み前、教室では配布されたプリントの説明がされていました。
「来週の花火大会見回りで行くから、お前ら悪さすんなよ」ほむら先生は付け加えました。
放課後、蓮見さんは大急ぎで生物準備室に行きます。
『ほむら君花火大会来るの!?私なんの準備もしてないのに…』
「しなくていいんだよ。一緒に行くわけじゃねえんだから」
ほむら先生が言いますが蓮見さんはどうしても行きたいようです。
「会場も広いし人も多いし、1人で来るのはダメ…」とほむら先生が言いかけた時、早苗くんが課題について質問しに生物準備室にやってきました。
結局蓮見さんは早苗くんと花火大会に行くことになり、準備のために急いで帰っていきました。
生物準備室に残されたほむら先生と早苗くん。
早苗くんはほむら先生に言います。
『いいんですか?俺が一緒で。俺のこと信用しすぎなのでは?フラれたからって安心してます?抜け駆けされても知りませんよ』
花火大会当日、蓮見さんと待ち合わせをしている早苗くんは「蓮見さんが来たら似合ってるねって言う」と決めていました。
そこへ蓮見さんがやってきて『早苗くんも浴衣だ!かっこいい!似合ってるね』と笑いました。
先に言われてしまい、完全に言うタイミングを逃した早苗くんでしたが「本当に褒めてほしいのは俺じゃないから別にいいか」とあきらめて歩き始めます。
早苗くんは歩きながらあたりをキョロキョロと見まわしています。その様子を見た蓮見さんは早苗くんに『わざわざ探さなくて大丈夫。今日は早苗くんと来てるから普通に楽しみたい』といい、ゆっくり花火大会を楽しむことにしました。
途中、見回りに来ていたつばき先生と出会い、「ほむら先生ならそこのかき氷屋の前にいたよ」と情報をもらいますが、その時花火大会終了と帰宅を促す場内アナウンスが流れます。
『時間切れだ。帰ろっか』
人ごみの中で人とぶつかり蓮見さんのアップにしていた髪がほどけてしまします。
そんな蓮見さんを見て早苗くんは蓮見さんの手を引いて人の少ない所へ向かいます。
早苗くんは蓮見さんのほどけてしまった髪をセットし直しながら話します。
「蓮見さんと会った時すぐ似合ってる、可愛いってすぐに言えなかった。言われたいのは別の人だからって言い訳してた。全部可愛くて、こんなかわいい蓮見さんを見れないなんて馬鹿な大人だなって思ってた」
「でも2人に後悔してほしくない。俺2人が好きだもん。修学旅行で蓮見さんが俺に言ってくれたように、俺も君に幸せでいてほしい」
早苗くんの優しさに涙する蓮見さん。そこに偶然ほむら先生がやってきます。
「下駄で足が痛くなったみたいなんで介抱お願いします」と早苗くんはほむら先生に蓮見さんを託し別れました。
2人になり、ほむら先生は「いいね。それ…髪もいつもと違う。爪もなんか塗ってる。あとは…」
といつもと違うところを探しますが『間違い探ししてるんじゃないんだからさあ!』と蓮見さんに怒られてしまいます。
『そういうのはまとめてたった一言でいい』という蓮見さんにほむら先生は照れながら言います。
「…まぁ、悪くないというか…可愛いんじゃないの?」
ほむら先生を好きになった日
夏休み、学校に来てた蓮見さんはほむら先生とつばき先生と一緒に教室にいました。
そこでつばき先生に「いつからほむら先生のことが好きなの?」と尋ねられます。
蓮見さんは答えをはぐらかしながら中学の体験入学のことを思い出していました。
その日は中学の時いつも一緒にいる友達2人と体験入学に申し込んでいました。
しかしその2人は友達というより蓮見さんのことをいいように利用しているといった感じで、一番前の席だった友達と席を変わるように言われ従うしかありませんでした。
体験授業では2人と離れた蓮見さん。情報室でパソコンを使っているとフリーズしてしまいます。
そこで様子を見に来たのがほむら先生でした。
話をしているうちに『自分は空気も読めないし、友達の中でも孤立していてどうしていいかわからない』と打ち明けました。
ほむら先生は「嫌なことを嫌というのも勇気だ。それで納得してくれるのはお前のことちゃんと考えてくれてるし、それで去っていくのはその程度の関係だ。変わろうと思わないと変われない」とアドバイスをくれました。
体験入学の帰り道、2人の友達は「他の高校を一緒に受験しよう」と言いますが蓮見さんは勇気をもって伝えます。
『私はここの学校に通いたい』
2人は「高校離れたら友達じゃなくなる。うちらと友達でいられなくなってもいいわけ?」と言います。
蓮見さんはほむら先生の言葉を思い出し、2人に告げます。
『こんな私と3年間仲良くしてくれてありがとう。でも自分の進路は自分で決めたいから』
2人は怒り、「もう口きかないから」と去っていきました。
蓮見さんはその足で高校まで戻り、ほむら先生に会いに行きます。
『先生のおかげで初めて自分の意見が言えました。ありがとうございました』
と感謝を伝え、帰ろうとしたところ柱に激突。メガネをぶっ飛ばしてしまいます。拾ってくれたほむら先生は「メガネない方が可愛いじゃん」と言ってメガネを返してくれました。
中学生の蓮見さんは突然のことにドキドキが止まりませんでした。
そして現在に戻りほむら先生はパソコンに向かっています。
目が疲れている様子のほむら先生に蓮見さんはメガネを勧めます。
「メガネっていくらすんの?」
『安いのだと5000円くらいであるよ』
「お前がかけてたのもそんくらい?」
その言葉を聞いた蓮見さんは驚きを隠すことができません。ほむら先生はすっかり忘れているものだと思っていたからです。
「でもなんでメガネやめたんだ?」と尋ねるほむら先生に
『ほむら君がメガネ取ったほうが可愛いって言ったから…好きな人の可愛いでいたいじゃん』と恥ずかしそうに答えます。
『よく考えたら好きな人に毎日のように会えるって奇跡みたいなことなんだよね』蓮見さんは言います。
「たまに落ち込んだ時とか全部投げ出して何もしたくなくなって、いろんなことがどうでもよくなる。そんな時たまに勝手にお前のあほづらが思い浮かんで、俺が学校行かないと落ち込むやつがいると思うとそれまで悩んでたことがどうでもよくなったりする」
「そんな風に思わせてくれる奴がいるのは、俺にとっても奇跡なんだろうね」
ほむら先生は蓮見さんに話します。
感想
4巻では蓮見さんがほむら先生を好きになったきっかけが描かれました。
中学時代辛い時期があったからこそ、ほむら先生のアドレスが心にしみ、心動かされ、初めて自分の意見を言うことができました。
ほむら先生と蓮見さんを見ているとこの時の蓮見さんの行動は間違っていなかったと思わされます。
キュンとする2人のストーリーをぜひご自身の目でお確かめくださいね!