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150話のあらすじ
愛するエマを失ったことを知ったドラケンは、マイキーを病院の外に連れ出します。
そして、エマのことだけでなく、今までの創立メンバーの事も殴りながら責めるのです。
側に居たのは自分で、マイキーを責めるのは筋違いだと、タケミチは必死に止めようとします。
しかしドラケンは止まらず、マイキーが倒れるまで、殴り続けるのです。
タケミチはドラケンを励まそうとします。
しかし、自分がヒナを失った時のことを思い出し、無理だと思います。
2人は自分のように、過去に戻って助けることは出来ないのです。
あの未来は変えられないと、タケミチは思います。
東京卍リベンジャーズ17巻151話
エマを失ったことをキッカケに、ドラケンは今までのこと全てをマイキーに当たりました。
どれもマイキーが悪いわけではないのに、マイキーは抵抗せず、黙って殴られました。
タケミチは、なぜマイキーが堕ちていったのかを知り、ただ空を見上げるしか出来ません。
一体タケミチはこれからどうするのでしょうか?続きを書いていきたいと思います。
タケミチの決断
日が暮れても、マイキー達が現れず、東卍のメンバー達はざわつきます。
早くおっぱじめたいのに、マイキー達と連絡すら取れないのです。
アッくんは、タケミチとも連絡が取れず、不思議に思います。
そこに乾がバイクで現れ、みんなにヤバイことになったと伝えるのです。
病院の中、マイキーは下を向いて、抜け殻のように椅子に座っています。
マンキーの前に立つタケミチ。
そしてこんな時に、こんな話は不謹慎かもしれないと前置きをして、天竺との決戦の話を切り出します。
今日は決戦の日。
マイキーの号令が無ければ、動けない。
そう話しかけますが、待ってもマイキーは何も答えません。
タケミチは涙ぐみながら、エマを殺したのは稀咲だと言います。
それでもマイキーは、何も言いません。
稀咲は悪知恵を働かせて、絶対に捕まらないとタケミチは思います。
タケミチは1人でも天竺とやると言うと、何も言わずに肩を落としているマイキーを残し、自分だけでも前に進まないとと歩き出すのです。
エマの死を知ったヒナ
霊安室で、ヒナが口元を押さえて、振るえながら泣いています。
廊下に出たところで、エマの名を呼びながら、ヒナは泣くのです。
こんなのはイヤだ。
こんなのはウソだと、泣くヒナの事を、タケミチは壁に隠れて聞いています。
すると、「ナカナイデ」と自分の名前を呼ぶ声が聞こえて、ヒナは振り返ります。
顔が描かれた指が、壁から覗いて「自分が付いているから」と、話しかけてきます。
泣いている女の子の絵が描かれた指が現れて、最初の指は、女の子を慰めます。
しかし、ヒナはそれを聞いて、ムッとするのです。
走って壁に隠れているタケミチに向かって、ふざけないでと叫びます。
すると、傷だらけのタケミチは、困った顔で目を見開いています。
その顔を見て、ヒナは止まります。
タケミチは21歳の時、デパートの政争のバイトをしていた話を始めます。
その時、よく迷子になる子がいて、タケミチはこうして気を紛らわそうとしていたと言い、指の腹話術をしてみせます。
そして、それをタケミチはくだらないと言い、これが26歳の自分だと言います。
チャランポランで、どうしようもないバカ。
毎日をボーっと過ごしてきました。
自分の知らないところでは、こんなヤバイことが起きていたのに。
何も知らなかった。
辛いことから逃げていた。
逃げ続ける人生だった。
タケミチは顔を上げると、ヒナに「オレ…行くね!」と言って、背中を見せます。
「まだできる事があるから」
指を再び見せて「ヒーローハニゲナイ」と言います。
少しだけ困った表情をして、振り向くと「君に笑っててほしいから」と言います。
ヒナはその言葉を、涙をためながら頬を染めて聞きます。
タケミチは真剣な表情で思います。
たとえ、今日死ぬとしても。
唇を引き結んで、稀咲に決着をつけようと呼びかけます。
感想
完全に放心状態となってしまったマイキーに、タケミチは酷だと分かりながらも天竺との決闘の話を出します。
エマが亡くなったことを知り、悲しむヒナと話す時。
タケミチはいつもと表情が違いました。
ヒナも黙っていたところを見ると、何かを感じていたようです。
もう未来は変わらないと思いながらも、たとえ自分が死ぬこととなってしまっても、今できる精一杯のことをしようとタケミチは決めました。
それが、稀咲と決着をつける、唯一の方法だと思ったのです。
私は、ヒナや東卍のメンバーのことだけでなく、エマのことがここまでタケミチを追いつめたと思います。
辛いことから逃げ続けていた中、マイキー達はこれほど辛い目に遭っていたのです。
それを恥じ、今その分全力で挑もうとしています。
今までは、最後にマイキーがなんとかしてくれていました。
今回はもうマイキーに頼れません。
タケミチは命がけで、一体何をするつもりなのでしょうか?続きがとても気になります!